川崎協同病院では、「一人も置いていかない」「わかるまで丁寧に教えあう」ことをモットーに、卒後1年目から4年までは初期研修として、年間通しての研修が計画されています。卒後1年目は「患者の立場に立つ看護」の基礎を学ぶことから始まります。
厚生労働省のガイドラインに基づき、基本的な看護の知識・技術・態度を身に付けます。
また「患者の立場に立つ看護」について1年かけて考えていきます。
・4月1日入職式を行い、1週間は他職種も一緒に研修を行います。病棟配属後に他職種にも相談しやすいように、入職日から多職種連携が始まります。
・全体研修後は看護部に分かれ2週間研修をします。感染対策・個人防護具の着脱・安全管理・電子カルテの見方や記録の仕方・注射の作成や滴下調整・採血・静脈留置針挿入・インスリンや血糖測定、検体の取り扱いなど病棟配属直後に実施する内容を厳選し行います。
・看護部の研修後、病棟配属となります。(本人が希望する病棟を聞きます)
・1週間に1度、新人看護師みんな集まって”ピアサポート”を行います。リアリティーショックを乗り越え、メンタルサポートの目的で行います。同期の仲間どうし1週間の出来事や印象に残っていることなどを話します。ただただ話して同期で共有します。同期の絆も強くなり、安心できる仲間作りも支援していきます。
・輸液ポンプ・シリンジポンプ・経腸ポンプ
・ハイリスクな薬剤の管理
・看護上の問題点に沿った情報収集(電子カルテの見方と看護記録)
・チームビルディング
・ピアサポート
・体位変換とポジショニング
・認知症看護
・逝去時の看護と緩和ケア
・検体の種類と各種検査
・ピアサポート
・正常心電図
・急変時の対応・2次救命処置
・3ヶ月のまとめ
・食事介助の方法
・SBARを用いた報告の仕方
・褥瘡の実際
・感染対策
・メンタルヘルスの保ち方
・ピアサポート
・人工呼吸器
・NST
・食事について(形態・カロリー)
・認知症・ユマニチュード
・ピアサポート
・6か月のまとめ
・患者史発表(~生活と労働の中で発症する病気の機序を知る~)
・ケーススタディの書き方
・看護記録の実際
・認知症看護
・他職種合同の医療倫理を考える
・異常波形の心電図
・診療報酬について
・放射線検査と基礎知識・放射線曝露
・ケーススタディの進捗
・ピアサポート
・文献探索
・ケーススタディ情報収集
・ピアサポート
・ケーススタディの作業
・1年のまとめ
・ケーススタディ発表会(患者の立場に立つ看護とは何だろう)
・修了式